2015年6月25日
フレンチやイタリアンをベースに和のテイストを加えた料理の数々
バイオレットハーブス
フレッシュハーブが香りと彩を添える革新的なモダン・ヨーロピアン料理をリーズナブルに楽しむ
MRTタンジョン・パガー(Tanjong Pagar)駅からほど近いショップハウスが軒を連ねるトラスストリート(Tras Street)の一角。一歩入ると紫色のインテリアが刺激的なスタイリッシュな空間が広がる。
ここでアメリカン・クラブなど国内の有名店で約20年腕を振るってきたシェフのエドワード・ホー氏が生み出すのは、フレンチやイタリアンをベースに和のテイストを加えたモダン・ヨーロピアン料理だ。
赤味噌に漬け込んだタラのローストは、味噌にビートルートを加えることで赤みがかった照りが美しく、野菜特有の甘みも感じられ、和食の照り焼きとは見た目も味も違う仕上がりに。メイン料理はこの他、和牛ほほ肉、黒豚、ウズラ、カモ、ロブスター、鮭など豊富なラインナップだが、どの料理においても楽しめるのが爽やかな香り。その正体こそ、この店の大きな特徴であるハーブだ。
「香りの異なる数種類のハーブを組み合わせて料理に加えることで、革新的で面白い料理になる」というホー氏は、ほぼ全ての料理にハーブを取り入れている。店名の「バイオレットハーブ」は、自然界では珍しい紫色のハーブのようなユニークな店であることを自負してつけたという。
ランチS$32+、ディナーS$48+からとコース料理としてはリーズナブルな設定。1階は女子会にぴったりな雰囲気だが、2階は落ち着いたアースカラーでまとめられ、仕事の打ち合わせに訪れるビジネスマンも多いという。セミフォーマルな接待にも利用可能な個室もあり、プライベート、ビジネス両方のシーンで目でも舌でも楽しめる創作料理の数々を堪能できる。