シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第11回 今後のFacebookマーケティングの可能性

Facebookビジネス活用

2018年6月28日

第11回 今後のFacebookマーケティングの可能性

今回はこれからの近い将来Facebookでのマーケティングがどうなっていくのかについて私見も含めて書いてみたいと思います。

 

みなさんもFacebook自体がいろいろなメディアを取り込みながらどんどん進化していることにお気付きなのではないでしょうか? 今やインスタグラムやWhatsappも買収しています。その目的の一つとして各プラットフォームからのデータ入手が挙げられます。実際に長いことFacebookのADマネージャーを使っていると、ADマネージャーでできることが物凄いスピードで進化しているのを感じます。

 

以前はできなかった配信する広告をどのプラットフォームのどこに表示するか(Facebook内の表示箇所、インスタにも表示するのかしないのか、動画の場合にはターゲティングした方々が観ている動画に割り込んで広告表示するか等)の指定が可能になりました。問い合わせ等の受け先の指定では電話か、メールか、Facebookメッセンジャーなのか、そしてWhatsappまで指定することができるようになっています。

 

また、オーディエンス作成に関しても地域や年齢層、趣向をキーワード入力してターゲット化することは勿論、今では自社の顧客データベースをFacebook内にアップしてその中からFacebookユーザーを自動で探し当ててターゲット保存したり、その方々と趣向が似通っている方々を類似オーディエンスとしてターゲット化することもできます。加えてホームページ等への訪問者をFacebook内でターゲット保存してその方々に対して再アプローチしたりもできます。

 

今後も活用する方法は広がり続けていくと思いますが、ポイントは自社のために何ができるようになっているかを常にアップデートし把握しておくことです。競合他社より先に活用できれば集客につながる率も格段に上がります。今後、自社での運用や広告出稿が難しくなることも考えられますが、ターゲットにしたい市場、お客様になる可能性の高い方々に対して無駄な予算を使わずに効率的に告知をしていけるプラットフォームとして新しい手法をどんどん取り入れていって欲しいと思います。ただ投稿するだけではなく、きちんとターゲットを定めて、使える予算内で集客していきましょう。

 

不明な点、運用委託等のご要望はお気軽にksuga0922@commfactory.mygbiz.comまでご連絡頂ければ幸いです。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.335(2018年7月1日発行)」に掲載されたものです。

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