シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第10回 Facebookの規定について

Facebookビジネス活用

2018年5月27日

第10回 Facebookの規定について

誰でも簡単にアカウントを作れて楽しめるFacebookですが、ビジネス活用する際には規定をきちんと理解した上で活用する必要があります。「Facebookのタイムラインでシェアしてプロモーションに参加」、「友達のタイムラインでシェアしてさらに抽選枠を獲得」、また「この投稿に友達をタグ付けしてプロモーションに参加」等を条件として懸賞付きのキャンペーンを行っている例をよく見ますが、実はこうしたキャンペーンをFacebook上で行うことは規定違反になります。みんながやっているからいいという考え方はとても危険で、ペナルティーもありますので注意して下さい。

 

上記のようなキャンペーンを行った場合にはその後のリーチ数を恒久的に激減させるケースがあるとされています。また最悪の場合としてはFacebookページそのものを削除されてしまう事もあります。

 

これまで頑張ってコツコツ運用し、ファンとのコミュニケーションも構築してきたのにページが削除されたり、オーガニックのリーチが激減したりするのは絶対に避けたいところですね。広告代理店やマーケティング会社でもこの規定を無視したキャンペーンを提案してくるケースがありますが、そうした場合には提案を鵜呑みにせず、しっかりと規定を守ってキャンペーンを構築し、ビジネスに活用していきましょう

 

もし、どうしても上記のようなキャンペーンを行いたい場合にはFacebookとは別サーバー上にFacebookアプリを開発する方法があります。アプリ内でのキャンペーンは認められていますのでコストは掛かりますが検討してみて下さい。

 

また、Facebookのロゴ等のアセットを使用する際にも規定があります。決められたアセットを規約に同意した上でダウンロードして使う必要があります。店頭のポスターに使うFacebookのロゴやデジタル広告用のデザインに使用するロゴ等もこれに該当します。こちらのブランドリソースセンターから使用規定に同意してダウンロードしたものを使用して下さい。
https://ja.facebookbrand.com

 

プロモーション等の規定に関してはこちらのリンクをご覧ください。
www.facebook.com/policies/pages_groups_events

 

規定を守ってユーザーやファンが喜ぶキャンペーンを構築して成功に繋げられると良いですね!

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.334(2018年6月1日発行)」に掲載されたものです。

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