シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第11回 米国株の売り注文

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2018年3月1日

第11回 米国株の売り注文

会社の給料もなかなか上がらないし、老後にちゃんと年金がもらえるのか心配……お金に関する不安は多くの人が抱えているはず。このコーナーではM&R Partnersの三方麻琴氏が、初心者の人にも分かりやすいよう資産運用のポイントを解説、 実際に利益を出すまでの手順についてレクチャーします。

三方:オンライン取引ではまれにそういった技術的な問題に遭遇することもあるので、ブラウザが複数利用できる環境にしておくとより安心ですね。また、ブラウザのアップデートもこまめに適用しておいた方が良いでしょう。

 

AsiaX:今回、2月2日、5日と2営業日連続で株価指数の大幅な下落がニュースになって、「年初からの利益がほぼ全部吹き飛んだ」なんてコメントも聞きました。ALSNやFCBの株価は大きく動いていないことを確認していたんですが、やっぱり世間的にザワついているのをテレビなどで見ると、落ち着かない気持ちになってしまいますね。

 

三方:そのようなニュースを見ると、まるでこの世の終わりかのように大きく不安を煽られている気がしますよね。しかし、そういったニュースに心を振り回されて投資していたのではいつまでも利益を出すことはできません。投資の結果は、ある程度技術を学ぶと、技術よりもメンタルの影響が大きくなってきます。上がりすぎればいつかは下がるのは自明の理ですし、「年初からの利益」といっても、2018年が明けてまだ1ヵ月ちょっとです。エントリー時に損切りラインを決め、リスク管理ができていれば問題ありません。利益を出している投資上級者でも、勝率40%程度ですから。

 

AsiaX:一つ一つの取引ではなく、トータルで利益を出せるように考えることが大事ですね。ちなみに今回の売却時の株価は、ALSNがUSD41.78、FCBがUSD52.00で、手数料(取引1回あたりUSD10.71、スタンダードチャータード銀行の場合)を含めると少し損が出た形になりました。

 

三方:2/1にシステムの問題がなければALSN、FCBとも一応利益を出せていましたので、残念でしたね。そして不運にも久々の暴落も重なってしまいました。でも今回のトレードで雰囲気は少し掴めたかと思います。授業料を払ったと思って、これからも頑張ってくださいね。

 

AsiaX:はい、やはり実際に売買の取引をやってみるとよく分かりますね。長期的に利益が出る投資ができるように、さらに勉強したいと思います!

 

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今回のまとめ

◆ 株価指数の急変に対する過剰反応にも冷静な対応を

2月2日以降、NYダウ平均株価の急落に伴って日本やヨーロッパ、アジア各国の市場でも株価指数が軒並み大幅に下落し、一部でパニック的な売りもあったようです。投資に関する知識や技術をしっかり身に付けて、冷静に対応する必要があります。

 

◆ 米国株の売買単位は1株

日本株の売買単位はかつて1株~1000株まで8種類ありましたが、今年10月までに100株単位に統一されます。一方、米国株の売買単位は1株。日本株と米国株の違いとして覚えておくと良いでしょう。

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.331(2018年3月1日発行)」に掲載されたものです。

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