シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第11回 米国株の売り注文

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2018年3月1日

第11回 米国株の売り注文

会社の給料もなかなか上がらないし、老後にちゃんと年金がもらえるのか心配……お金に関する不安は多くの人が抱えているはず。このコーナーではM&R Partnersの三方麻琴氏が、初心者の人にも分かりやすいよう資産運用のポイントを解説、 実際に利益を出すまでの手順についてレクチャーします。

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昨年12月21日に購入した、Allison Transmission Holdings, Inc.(ALSN、生活必需品(Consumer Staples)セクター)5株と、FCB Financial Holdings, Inc(FCB、金融(Financial)セクター)7株について、今回は売り注文を実行することになりました。

 

2018年2月初め、売り注文を実行

三方:現在保有しているALSN、FCBの2銘柄について株価の値動きをチャートで見てみると、ALSNは購入時がUSD43.12で、1月以降はUSD44~45付近での小刻みな動きが続いています。FCBは購入時がUSD51.70で、1月上旬まではほぼ横ばいでしたが、その後USD55付近に上昇し、USD55~56で推移していますね。

 

AsiaX:ニュースでは米国の株価指数、特にNYダウ平均株価が年明け早々にUSD2万5,000を超えて、1月下旬にはUSD2万6,600ぐらいまで達するなど、昨年末よりもさらに急激に上がってましたよね。でも、この2銘柄の上がり方はかなりおとなしいですね。

 

三方:ダウ平均とほぼ同じ値動きをしていた銘柄もあるにはありましたが、急激に上がれば急激に下がるものです。ALSN、FCBともに、それ以前の値動きは横ばいで、上昇トレンドに入るタイミングを捉えたものでした。つまり、まだこれから上がる余地があるということ、そして、それまで急激に上がりすぎていたわけではないので、急な調整が入った場合でも下げが少ないと予想していました。

 

AsiaX:今回はこの2銘柄を売るんですね。

 

三方:長期ならこのままホールドして、この後反転してさらなる上昇が起きるのを待ちますが、今回は短期的に利益を確定してみましょう。

 

AsiaX:今回の売りも「成り行き」で良いんでしょうか?

 

三方:はい。取引画面上では”Market”を選択してください。

 

AsiaX:では、前回初めてだった買い注文に続いての初の売り注文、やってみますね。

 

数日後、売り注文の結果は?

三方:ALSNとFCBの売り注文はいかがでしたか?

 

AsiaX:手続き自体は、買いとほぼ同じでしたので特に問題ありませんでした。
ただ、売り注文の内容を入れて送信する画面(右ページの図参照)で、なぜか”Submit”のボタンを押しても何も起きなくて、その次の画面に移れなかったんです。それが2月1日で、結局、違うブラウザを使って2月6日に注文をやり直したらうまく行きました。どちらも銀行の推奨ブラウザだったんですが……。

 

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