ペナン島の南北つなぐLRT、来年着工へ

 
　ペナン島の南北をつなぐ軽量軌道交通（LRT）が来年着工する見通しだ。ペナン州のチョウ・コン・ヨウ知事が明らかにしたもので、現在は運輸省からの認可待ちだという。国営ベルマナ通信が16日付で伝えた。
 
　ヨウ知事によれば、運輸省公共交通局の調査チームがこのほど線路や駅の予定地を訪れ、持続性調査などを行った。ヨウ知事によれば、同チームから駅の設置場所や路線についての変更提案を受けたが、既存の計画から微調整する程度のものだという。
 
　LRTの建設は、46億リンギ（約1250億円）を投じるペナン州交通マスタープラン（PTMP）の一部。ペナン島北東部のコムタからペナン国際空港がある南東部のバヤンレパスをつなぐ全長29.5メートルに27駅を設置する。PTMPには建設大手ガムダ、ローフォイエン・ホールディングス、アイディール・プロパティー・デベロップメントから成る企業連合が参加。工期は6〜8年を予定している。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）