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経済

2018年10月16日

シンガポール、政府広報のメディアエージェンシー、仏系パブリシスが受注

政府広報活動の元請メディアエージェンシーに仏系広告代理店パブリシス子会社のスターコム・メディア・ワールドワイドが指名された。政府がメディアへの広告掲載を一括委託するのは初めて。入札には6チームが応募した。

 

通信情報省の10月15日の発表によると発注額は8,000万Sドル(約65億円)で、1年契約。最長2年の延長が可能。メディアエージェンシーは、広告の企画や広告スペースの購入を行う広告代理店。

 

スターコムはすべての政府機関およびシンガポール国立大学(NUS)、南洋理工大学(NTU)が出す広告を引き受ける。通信情報省は、選定に当たりスターコムのメディア購入能力、実績を考慮したと述べた。

 

政府は広告スペース購入を管理するパネルも指名した。業界誌の「マーケティング」によると、パネルに選ばれたのは内外の15社。米系IPGメディアブランズ、ハバス・メディア、また国内企業ではシンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)、シンガポール・テレコム(シングテル)などが応募した。

 

QEDコンサルティングのライアン・リム氏によれば、メディアエージェンシーの指名は、政府の仕事に頼ってきた広告代理店には打撃だという。
政府は今年度の広報活動に3億3,900万Sドル(約275億3,500万円)の予算を計上している。

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