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経済

2018年10月16日

シンガポール、9月の新築民間販売、千戸に持ち直し

民間住宅市況が持ち直した。都市再開発庁(URA)によると、9月に不動産デベロッパーが売却した新築民間住宅は932戸で、前月を51%、前年同月を42%上回った。前月は住宅購入規制の追加導入に加え、中元節の影響で住宅購入需要が低迷した。取引された住宅はほとんどがコンドミニアム。

 

公営住宅に民間住宅の要素を加えたエグゼクティブ・コンドミニアムを含めると、9月の販売戸数は944戸で、前月比で47.5%、前年同月比で4.2%の増加だった。

 

9月の売り出しで最も売れたのはマリーマウントMRT駅に近いコンドミニアム「ジェードスケープ」で、327戸の成約があった。価格の中央値は1平方フィート当たり1,669Sドル(約13万5,000円)。

 

オクスリー・ホールディングスが開発するライフル・レンジ・ロードのコンドミニアムは82戸の成約(同1,945SDドル)、ロロンのコンドミニアムは41戸の成約(同1,259Sドル)だった。

 

デベロッパーの新規売り出しは7件で、不動産仲介JLLのオン氏は「デベロッパーの売り出し意欲は強い。需要を見込んでいる証拠」とコメントした。

 

1~9月の民間住宅成約戸数は7,220戸で、ERAリアルティーは通年の成約を9,000~1万戸と予想している。昨年は1万566戸だった。

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