マレーシア、IS信奉者ら7人を逮捕、1人は国王と首相殺害を予告

【クアラルンプール】モハマド・フジ警察長官は7月19日、インドネシア人3人を含むイスラム国（IS）支持者・信奉者ら7人を12日から18日にかけ、ジョホール、ペラ、トレンガヌ、セランゴールの各州で逮捕したと発表した。

うち1人は34歳の男で、国王ムハンマド5世、マハティール首相、ムジャヒド・ユソフ首相府相を殺害するとソーシャルメディアで宣言していた。イスラムの教えから外れた国家統治を行っているというのが理由だ。

フジ長官によると、トレンガヌ州とセランゴール州ペタリンジャヤでは2人のインドネシア人の男を逮捕した。1人は妻と子どもとともにISに加わるため渡航を意図。もう1人はIS関連の動画、映像を多数、スマホに保存。フェイスブック上でIS支持を呼び掛けていた。イポーではインドネシアでの警察官殺害事件に関与した組織とつながりのある同国籍の男を逮捕した。

警察はほかに、IS戦闘員に送金した女、フェイスブックで爆弾テロを予告した男、ISに加わるためシリア渡航を試みた男（いずれもマレーシア人）を逮捕した。

出典；ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、ザ・スター