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ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2015年6月25日

痛風の治療薬

痛風発作はある日突然起こり、関節が腫れ、激しい痛みを伴います。尿酸の結晶が関節に付着し、白血球がその尿酸を攻撃し、炎症を起こす物質が作られるのです。 痛風発作が起こったら?

 

  • 消炎鎮痛剤を服用して対応します。
  • 冷感湿布をする等、患部を冷やすと良いでしょう。温めたり、マッサージをするとかえって悪化するので避けましょう。
  • 関節が腫れぼったい、ムズムズする等の前兆が現れたら「コルヒチン」という薬を1錠飲むと、発作を防ぐことができます。この薬は白血球が関節内に集まるのを抑えます。

痛風と高尿酸血症

  • 高尿酸血症が続くと痛風になりやすくなります。そのため、尿酸値を抑える治療が必要になることがあります。尿酸が作られるのを抑えるもの(代表:アロプリノール)と、尿酸を体外に出すのを促進するもの(代表:ベンズブロマロン、プロベネシド)があります。

 

尿酸がスムーズに尿中に排泄されるように、尿のpHをアルカリにする、水分を多く取るということも大切です。アルコールは尿酸の排泄を妨げるので、注意しましょう。

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