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社会

2025年6月23日

シンガポールのオンラインニュース、CNAが首位に Mothershipは2位

 ロイター研究所が発表した2025年版「デジタルニュースレポート」によると、シンガポールにおいて最も利用されているオンラインニュースソースはCNA(Channel News Asia)で、2位にはMothershipが続いた。3位はThe Straits Times(ST)であった。
 
 週1回以上の利用率は、CNAが47%、Mothershipが46%、STが41%と報告された。前年はCNAとMothershipが同率の46%で並び首位だったが、2025年はCNAがわずかにリードした形となった。
 
 報告書は、メインストリームのメディアが視聴者行動の変化や予算圧力に対応する形で「静かに変革を進めている」と分析。例えば、CNAではAIによる自動要約(FASTs)を含むニュース制作の半自動化に投資している。
 
 また、ニュースの視聴手段としてYouTube、Instagram、TikTokを利用する人の割合はやや増加。一方で、WhatsAppやFacebookの利用は前年とほぼ横ばいであった。
 
 国内の他のデジタルメディアでは、Mustsharenewsが13%から14%に増加。The Online Citizenは圏外から10%の利用率で新たにランクインした。海外ニュースでは、CNN(15%)、BBC(13%)、Bloomberg(9%)が上位を占めた。
 
 オフラインメディアでは、STとCNAが共に週1回以上の利用率33%で並んだが、週3回以上の頻度ではCNA(24%)がST(21%)を上回った。なお、昨年はSTが36%で首位だった。
 
ニュースへの信頼度は全体として47%から45%へとやや低下したが、主流メディアへの信頼は依然として高く、STが75%で最も信頼されている媒体となった。国際的には、シンガポールの報道自由度ランキングが126位から123位へと小幅ながら改善している。

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