2025年6月13日
あおり運転事件で、シンガポール人運転手に約2,760Sドルの罰金
ジョホール州で発生したあおり運転事件で、シンガポール国籍の男性が6月12日、ジョホールバル地裁にて有罪を認め、総額RM9,100(約2,760Sドル)の罰金を科された。
被告のチェン・クアン・ポー氏(40歳)は、他人の車に損害を与えた器物損壊の罪、および侮辱的な言葉やジェスチャーを使用した罪の2件で起訴された。1件目にはRM4,300、2件目にはRM4,800の罰金がそれぞれ科された。これらの罪は罰金または禁錮刑が科される可能性があり、前者は最大3ヵ月、後者は最大5年の禁錮が定められている。
人事マネージャーとして働くチェン氏は、「マレーシアでの前科はない」として情状酌量を求めた。弁護人は、チェン氏が独身で高齢の両親を扶養しており、月収が2,000Sドルであることを裁判所に伝えた。
事件は6月7日にマレーシア人夫婦によって通報されたもので、場所はジョホール州スカダイ地区のトゥン・アミナ地域。夫婦の証言によると、シンガポール登録のトヨタ・アルティスに乗ったチェン氏が繰り返しクラクションを鳴らして接近し、口論の末に彼の車から降りて車を蹴りつけ、損害を与えたという。
事件の映像はその後SNS上で拡散し、大きな注目を集めた。チェン氏は翌日6月8日にジョホール警察により逮捕されていた。