CBDでの取締りで1人逮捕、違法PMDや自転車など計8台押収

　6月6日、シンガポールの中央商業地区（CBD）にて、自転車やパーソナルモビリティデバイス（PMD）利用者への取締りを目的とした合同取り締まりが行われ、1人が逮捕され、計8台の自転車とPMDが押収された。今回の取り締まりは、警察（SPF）、陸上交通庁（LTA）、保健科学庁（HSA）の3機関によって実施された。
 
　6月11日の共同発表によれば、取り締まりにより計16件の違反が確認された。違反内容には、基準を満たさないPMDの使用、公道でのスピード違反、PMDの違法走行、公道および歩道での危険運転、違法電子タバコ（e-ヴェポライザー）の所持などが含まれていた。
 
　中でも、1件は「傷害を伴う軽率な行為」としてPMD利用者が逮捕され、そのPMDも押収された。さらに、ハンドブレーキが作動しない状態で自転車を運転していた5名の所有者から自転車が押収された。道路で運転されていた基準外のPMDおよび未登録車両も1台ずつ押収された。
 
　また、タバコ広告・販売管理法に基づき、違法なe-ヴェポライザー8本も押収された。これらの行為は公共の安全を脅かす重大な違反とされ、当局は厳しい姿勢を示している。
 
　当局は「今後も定期的かつ抜き打ちの取締りを継続していく」とし、利用者に対し規制の順守と安全運転を強く呼びかけた。また、e-ヴェポライザーの所持・使用・購入は違法であることを改めて注意喚起している。