アブダビ行き機内で爆破予告投稿の22歳男性、6月5日に起訴へ

　シンガポール警察は6月4日、アブダビ行きの航空機内で爆破予告を投稿したとして、22歳の男性を6月5日に起訴すると発表した。事件は2024年2月14日に発生し、警察が午後7時20分に通報を受けた。
 
　通報の内容は、SNS上に「今から飛行機を爆破する」といった趣旨の投稿がなされたというもので、警察は通報から1時間以内に投稿者の身元を特定。その男性が実際にアブダビ行きのフライトに搭乗中であることを確認した。
 
　機体はすでに滑走路上をタキシングしており、まもなく離陸する状況だったが、警察の要請によりチャンギ空港ターミナル2に引き返した。その後、男性は空港で逮捕された。
 
　調査によると、男性は「誰も知らないけど、今からこの飛行機を爆破する」と自身のSNSに投稿していた。警察によれば、男性の所持品からは爆発物や脅威となる物品は一切見つからず、実際に危害を加える手段は持っていなかったとされる。
 
　今回の件について、警察は公共の安全を脅かす行為は重大な犯罪であると強調している。もし有罪となった場合、男性には最長7年の懲役、最大5万Sドルの罰金、またはその両方が科される可能性がある。