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社会

2025年6月3日

6月前半は蒸し暑い夜と雷雨に注意 

 シンガポール気象庁(MSS)は、6月1日〜15日の前半期間において、南西モンスーンの影響で「暖かく湿った夜間」が続くと発表した。夜間の最低気温は南東および南部沿岸で29℃以上になる日もあり、熱帯夜に加え高湿度の不快感が予想される状況である
 
 日中の最高気温は概ね33〜34℃で、雲量が少ない日は35℃近くまで上昇する可能性があるという。強い日差しと高気温により、日中の体調管理に注意が必要である 。
 
 降雨については、局地的雷雨が午前後から午後にかけて発生するものの、断続的で短時間の通り雨型となる見込みだ。また、スマトラ島沖で発生する「スマトラ・スクォール」と呼ばれる前線性の豪雨帯が、未明から朝にかけて数日間襲来し、強風や激しい雨を伴う恐れがある 。
 
 総合的に見て、今期間の降水量は平年並みかやや少なめであり、数日の豪雨があっても全体としては顕著な多雨とはならず、晴れと雨が混在する天候を繰り返す見通しである 。
 
 このような状況を踏まえ、MSSは、日中はこまめな水分補給と遮光対策を、夜間は高湿度による熱中症予防として通気性の良い服装の着用を呼びかけている。また、雷雨時には屋外活動の延期や避難が勧告されており、最新の天気情報を常にチェックするよう注意喚起している 。
 
 モンスーン移行期にあたる本時期、気温と湿度の高さに加え、局地的な雷雨の発生が見込まれるため、気候対応型の行動計画が求められる時期であるといえる。

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