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社会

2025年1月21日

ジュエル・チャンギ空港の日本食レストランで食い逃げ、従業員が64Sドルを負担

 ジュエル・チャンギ空港内の日本食レストランで、3人の女性客が食事を終えた後に支払いをせずに立ち去る事件が発生し、従業員が代金を肩代わりする事態となった。
 
 この事件は2024年1月11日に発生し、シンガポールの中国語紙「新明日報」が報じた。被害を受けた従業員のグーさん(仮名・48歳)は、防犯カメラの映像を公開し、他の飲食店にも注意を促している。
 

店の規則により従業員が負担


 レストランの規則では、勤務中に発生した食い逃げの代金は担当従業員が負担することになっており、グーさんは64.27Sドル(約6,400円)の請求を支払うこととなった。
 
 女性たちは、うどん2品、茶碗蒸しセット、海鮮丼、飲み物1杯を注文していた。事件当日、グーさんは厨房と客席を忙しく行き来しており、別のスタッフが注文対応をしていたという。また、その日は同僚の1人が体調不良で欠勤しており、他のスタッフが代理で対応していた状況だった。
 

食い逃げ発覚の経緯


 グーさんが8時頃、レジシステムを確認したところ、5組の客が記録されているにもかかわらず、店内には4組しかいないことに気づいた。その後、上司に報告し、防犯映像を確認した結果、3人組の女性客が支払いをせずに立ち去る様子が映っていた。
 

過去にも発生した同様の事例


 このレストランでは、過去1年間で3件の食い逃げが発生しており、外国人と地元客の両方が関与していたという。グーさんによると、ある客は最も高額な料理を注文し、食事後に支払いを拒否。彼女が追いかけた際には「支払い済みだ」と主張したという。
 

防犯対策を強化


 この事件を受け、レストランでは「防犯カメラが設置されており、食い逃げは警察に通報される」との警告サインを掲示した。しかし、今回の事件については、手続きの煩雑さから警察への通報は行わなかったとグーさんは述べている。
 
 食い逃げ問題は飲食店にとって深刻な課題であり、防犯意識の向上と効果的な対策が求められる。

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