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社会

2024年12月19日

飲酒運転で34人起訴へ、年末に向け警察が警鐘

 2024年8月から12月にかけて飲酒運転で逮捕された34人の運転者が、12月19日に起訴される予定である。対象者は24歳から63歳までで、警察が12月18日に発表した。
 
 逮捕者の中には再犯者も含まれており、36歳と44歳の男性がそれぞれ9月30日と11月5日の警察の検問で飲酒運転が発覚した。再犯者には最大2万ドルの罰金および最長2年の懲役刑が科される可能性がある。
 
 また、52歳と33歳の運転者は追加で「他人に不当な迷惑をかける形で車を放置した」として起訴される。この2人は、それぞれエアポートロードとブリックランドロードで車を放置し、他の道路利用者に危険を及ぼす可能性があったとされる。調査によると、2人は飲酒運転後に運転中に居眠りをしていたことが判明した。
 
 飲酒運転の初犯者には最大1万Sドルの罰金、または最長12ヵ月の懲役、またはその両方が科される可能性がある。一方、車を迷惑な形で放置した場合、初犯でも最大2,000Sドルの罰金、または最長3ヵ月の懲役、またはその両方が科される。
 
 警察は飲酒運転が危険で無責任な行為であることを強調し、アルコールを摂取する予定のある人には公共交通機関を利用するか、飲酒しない運転者に送迎を依頼するよう勧告した。
 
 「特に年末の祝祭期において、全ての運転者は交通法規を守り、道路の安全を確保するよう心がけてほしい」と警察は述べた。
 
 警察の統計によれば、2024年初めの9ヵ月間に飲酒運転が原因で発生した事故は123件あり、そのうち10件が死亡事故であった。また、この期間に飲酒運転で逮捕された人は1,260人にのぼる。

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