2024年12月3日
スタンダード・チャータード・シンガポールマラソン2024で参加者が死亡
2024年12月1日、スタンダード・チャータード・シンガポールマラソン(SCSM)で完走後に1名の参加者が死亡したと、主催者が同日SNSで発表した。
主催者によると、「レース完走後、参加者は現場で医療処置を受けた後、シンガポール総合病院に搬送された」。また、「ご家族や友人の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。引き続きご支援させていただきます」と声明を出した。
主催者であるアイアンマン・グループは参加者の身元を明らかにせず、「ご家族への配慮からこれ以上のコメントは控える」と述べた。
シンガポール民間防衛軍(SCDF)は、12月1日午前7時15分頃に1マリーナ・ブールバード付近で支援要請を受けたものの、現場での支援は必要なかったと発表した。
過去の死亡事例
SCSMでの死亡事故はこれで3件目となる。初開催は2002年で、スタンダード・チャータードがタイトルスポンサーを務めている。
2011年:22歳のマルコム・スンさんがハーフマラソン完走後に急性冠不全で死亡。
2016年:28歳の英国人ジョン・ギブソンさんがハーフマラソンのゴール1km手前で倒れ、心不整脈による突然死が確認された。
今年の大会概要
2024年のSCSMは11月29日から12月1日にかけて開催され、マラソン、ハーフマラソン、駅伝リレーの3カテゴリに5万5,000人以上が参加した。
今回の事故を受け、安全対策の再検討が求められることが予想される。