2024年11月26日
パシル・パンジャン・ターミナルでコンテナがフォークリフトに落下、男性が病院搬送
11月25日午前、パシル・パンジャン・ターミナル3のコンテナヤードでフォークリフトを操作していた男性(37歳)がコンテナ落下事故に巻き込まれ、病院に搬送された。男性は意識があり、安定した状態で国立大学病院(NUH)に入院していると、港湾運営会社PSAシンガポールが発表した。
事故は午前6時40分頃に発生し、シンガポール民間防衛軍(SCDF)は午前6時55分に現場へ出動した。
SNSで拡散されている映像には、フォークリフトがコンテナを持ち上げた際、その後ろにある5段積みのコンテナの列が崩れる様子が映っている。最上段のコンテナがフォークリフトの運転席部分に落下した後、地面に転がり落ちる場面や、フォークリフトの運転席から男性が落下する様子も確認ました。
シンガポール労働省(MOM)は、このフォークリフトが空のコンテナを取り扱うためのものであったことから、落下したコンテナも空であった可能性が高いとしている。また、コンテナは安全な高さと配置パターンで積み上げる必要があると述べ、事故原因の調査を進めています。
MOMはPSAに対し、現場での空コンテナ取り扱い作業を停止し、安全性を見直す「セーフティ・タイムアウト」を実施するよう指示した。このタイムアウト期間中、作業工程や安全管理システムを確認し、リスクを制御する対策を講じる必要がある。
今回の事故は、職場安全対策の重要性を改めて浮き彫りにした。