2024年5月29日
マレーシア、10月1日からシンガポールからジョホールに入る外国車にVEPシステムを施行
2023年10月1日より、シンガポールから陸路でマレーシアに入国する全ての外国登録車両は、車両入国許可(VEP)が必要となる。これはスルタン・イスカンダルビルとスルタン・アブ・バカル複合施設の両方のジョホールチェックポイントで適用される。
マレーシアの交通相アンソニー・ローク氏は5月28日の記者会見で、外国車両の所有者は今後4ヵ月以内にVEP-RFIDタグを登録、設置、作動させるよう促している。この4ヵ月の猶予期間は、急な登録の混雑を避け、交通渋滞を防ぐためと説明している。
現在、シンガポールの車両20万台以上がVEPシステムに登録されているが、そのうち7万台のみがタグを作動させている。タグがない外国車両は入国を拒否される可能性があり、10月1日以降にタグを取得しない場合、最大2,000リンギット(約575Sドル)の罰金や禁錮刑のリスクもあるという。また、未払いの罰金や交通違反がある場合、JPJ(マレーシア陸運局)は出国を拒否する権限も持っている。
VEP制度は2017年に発表され、5年ごとに更新が必要である。この制度は、外国車両の数を把握し、車両盗難やクローン車両防止を目的としている。2019年10月に施行予定でしたが、VEP-RFIDタグの設置問題により延期されていた。
タグの登録はオンラインで行うことができ、確認メールを提示してジョホールバルの指定カウンターでタグを受け取ることができる。処理手数料はRM10である。バイク、商業車両、政府車両も将来的には登録が必要となる。
VEP-RFIDタグは車両のユニークなシリアル番号が印刷され、チップとアンテナが内蔵されている。タグは通常、車のヘッドランプに貼り付けられ、取り外すと機能しなくなる。このタグは、ジョホールバルへの入国時のRM20のロードチャージやマレーシアの高速道路の料金支払いにも使用される。
詳細は、JPJのウェブサイトで確認できるという。