2024年4月24日
GojekとComfortDelGroタクシー、相互配車モデル採用
4月29日から、ライドヘイリング会社GojekのハイヤーサービスGoCarの未乗車分をComfortDelGroタクシードライバーが予約に応じることができるようになる。
4月23日、Gojek SingaporeとComfortDelGroタクシーは提携の詳細を発表し、Gojekの運転手がComfortDelGroタクシーの未乗車を引き受けられるようにする提携の第2段階を「近いうちに」展開すると述べた。
ComfortDelGroはシンガポール最大のタクシー事業者で、2月時点で8,724台のタクシーを保有している。
2022年11月に発表されたこの提携は、一方のプラットフォームで利用されなかった乗客をもう一方のプラットフォームに送る相互配車モデルを採用する。
ComfortDelGroのウェブサイトには、ドライバーが仕事を引き受ける方法に違いはないとしている。
例えば、同社の “auto accept “機能を利用しているドライバーは、今回の提携でも自動的に仕事を引き受けることができる。
ComfortDelGroのタクシーとマッチングしたGojekの乗客には、タクシー会社のアイコンがドライバーの写真として表示され、車種とナンバーも表示される。
ComfortDelGroのウェブサイトによると、タクシーやZigドライバーアプリのモバイルデータ端末に表示される9Sドル以上の運賃には、7%のドライバー手数料が含まれているが、プラットフォームと決済取引手数料は含まれていない。
提携の目的は、ドライバー不足に取り組むことである。
両社は、この提携により、ドライバーは追加のアプリをダウンロードすることなく、より多くのタクシーに乗ることができるため、より多くの収入を得ることができる。また、同じ料金を支払う乗客の待ち時間も短縮されると述べている。
GoCarの乗車に適用されるすべての追加料金は、ComfortDelGroタクシーが提供する乗車にも引き続き適用される。
例えば、現在Gojekは60セントから1Sドルのプラットフォーム料金を適用している。
GojekとComfortDelGroは、タクシーは2交代制で運行されているため、1日を通してより安定した乗り物が供給されると述べた。
両社は、電気自動車やその他の収益機会、保険、運転手教育、車両メンテナンスなどの分野での提携も模索していくという。
GojekとComfortDelGroの提携は、シンガポールのタクシー保有台数が2019年2月の2万256台から2024年2月には1万3,436台に減少する中で行われた。
当局は3月、非電動タクシーの法定耐用年数を8年から10年に延長するなどの規制要件の変更を含め、この減少を食い止めるための動きを発表している。