シンガポール経済、第1四半期は予想を上回る2.7％成長

　シンガポールの2024年第1四半期の経済成長率は、サービス産業が持ち直したことが寄与して、前年同期比2.7％増となった。
 
　シンガポール通産省（MTI）が4月12日に発表した事前予測によると、この数字は前四半期の2.2％成長を上回った。
 
　また、シンガポール金融管理庁（MAS）が3月に実施した調査で、民間エコノミストが予想した2.6％も上回った。
 
　季節調整済み前期比では0.1％増となり、2023年第4四半期の1.2％増を上回った。
 
　ブルームバーグの世論調査では、1〜3月期の景気拡大は前年同期比3％増に加速し、前期比では0.6％増に半減するとの予想が中央値であった。
 
　同省は、貿易関連セクターが小幅に改善するため、2024年のシンガポール経済の成長率は1％から3％になると予測している。