シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPSIAグループ、12月の旅客数は15.8%増加

経済

2024年1月17日

SIAグループ、12月の旅客数は15.8%増加

 シンガポール航空(SIA)グループは、年末のピーク旅行シーズンである12月の旅客輸送量が15.8%増加した。
 
 SIA自身では、旅客数に飛行距離を乗じた収入旅客kmは、2022年12月の88億kmから2023年12月には15%増の101億kmとなった。同グループのローコスト部門であるスクートの旅客kmは、25億kmから18.5%増の30億kmとなった。
 
 グループの旅客定員は16.1%と旅客輸送量を上回り、その結果、旅客負荷率(PLF)は前年を0.3ポイント下回る89.4%となった。PLFは利用可能座席kmに対する比率で表される。
 
 SIAの2023年12月のPLFは88.7%で、前年の89.1%を0. 4ポイント下回った。スクートの2023年12月のPLFは91.7%で、前年の91.6%から10ポイント上昇した。
 
 12月の旅客数は2社合計で330万人となり、前年同月比24.4%増となった。
 
 貨物輸送は、電子商取引の需要増加を背景に、前年比4.3%増となった。しかしながら、旅客便の増加により、腹部保有容量が増加したため、2023年12月の貨物ロードファクターは前年を1.7ポイント下回る52.6%となった。
 
 SIAの旅客ネットワークは、2023年12月31日現在、35の国と地域の121の目的地をカバーしている。SIAは2023年12月に中国のアモイへの運航を再開し、76都市に就航、スクートは67都市に就航した。同グループの貨物ネットワークは同期間に37の国と地域の126都市に就航した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPSIAグループ、12月の旅客数は15.8%増加