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経済

2023年12月19日

SIA、シンガポールとロンドン・ガトウィック空港を結ぶ直行便を2024年6月に就航へ

 ナショナル・キャリアのシンガポール航空(SIA)は、2024年6月よりロンドン・ガトウィック空港との間で初の直行便を就航する。直行便は週5便運航される予定で、同航空会社は12月18日(火)に発表した。料金は未定だが、航空券は12月19日から販売される。
 
 ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー187席の計253席のエアバスA350-900型機の長距離路線を使用する。
 
 シンガポールからの就航便は6月21日に出発し、月、木、金、土、日に運航される。飛行時間は約13時間30分。
 
 復路便は6月22日にガトウィック空港を出発し、月、火、金、土、日に運航される。所要時間は13時間5分。
 
 ロンドン中心部から47.5kmのウェスト・サセックス州にあるガトウィック空港は、ロンドン・ヒースロー空港に次いで英国で2番目に利用者の多い空港である。
 
 現在、SIAはヒースロー空港に1日4便を運航している。新路線の追加により、英国の首都への便数は現在の28便から週33便となる。SIAはマンチェスター空港にも週5便を運航している。
 
 SIAのマーケティング企画担当上級副社長代理のダイ・ハオユ氏は、シンガポールと英国を結ぶフライトの選択肢が増えるだけでなく、ヨーロッパとアジア太平洋地域の他の地点への旅の選択肢も増えると述べた。
 
 ロンドン・ガトウィック空港のスチュワート・ウインゲート最高経営責任者(CEO)は、ガトウィック空港とチャンギ空港の接続は、地域全体にとって大きな後押しとなる。近年、イギリスとシンガポール間の貿易が大幅に増加しているため、このサービスは地元や地域のビジネスにも追い風になると述べた。
 
 ガトウィック路線の追加により、SIAネットワークのヨーロッパ就航都市は、アムステルダム、バルセロナ、フランクフルト、チューリッヒなどの主要寄港地を含む14都市となった。
 
 SIAグループの10月の旅客数は前年同月比24.5%増となり、全路線で好調な旅客数を記録した。
 
 同グループの旅客ネットワークは、2023年10月現在、35ヵ国・地域の119都市をカバーしている。

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