2023年10月25日
IHIなど、アンモニア利用で発電所改造を検討
IHIは10月24日、政府系複合企業のセムコープ・インダストリーズが西部ジュロン島に保有するガスタービンコンバインドサイクル発電所で、アンモニア燃焼に向けた改造の可能性を検討すると発表した。
シンガポールの燃料多様化と脱炭素化への取り組みを支援する。
IHIとセムコープのほか、IHIがアンモニア専焼タービンの開発で提携する米ゼネラル・エレクトリック(GE)も含む3社で覚書を交わした。IHIとセムコープは昨年にアンモニアの燃料利用を検討する覚書を交わしており、今回の提携はこれを発展させたものになる。
発電所はサクラ地区に立地し、2001年に運転を開始。出力は815メガワット(MW)で、完成時は国内最大かつ最も効率的な発電所だったとされる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)