2023年9月11日
7月の失業率3.4%、コロナ後最低を維持
マレーシア統計局が8日発表した2023年7月の失業率は3.4%だった。前年同月から0.3ポイント低下、前月からは横ばい。新型コロナウイルス流行後の最低水準を2カ月連続で維持した。経済回復を背景に22年4月以降は3%台で推移している。
労働力人口は前年同月比1.9%増の1691万人(前月比0.1%増)、就業者数は2.2%増の1634万人(0.2%増)に拡大。一方、失業者数は6.7%減の57万9200人(0.4%減)だった。労働参加率は70.1%で、前年同月から0.5ポイント上昇、前月からは0.1ポイント上昇した。
失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4%で推移した後、新型コロナ流行を受けて同年5月には1986年以降で最悪となる5.3%まで上昇した。その後は改善に転じ、21年6〜7月の都市封鎖(ロックダウン)で一時悪化したものの、以降は低水準で推移している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)