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経済

2023年9月7日

マリーナ・ベイのNSスクエア、2027年までに建設

 マリーナ・ベイの浮体式プラットフォーム跡地に建設されるNSスクエアの工事は、2023年第3四半期に開始され、2027年の完成を目指す。
 
 The Float @ Marina BayをNSスクエアに再開発するための建設入札はExpand Constructionが落札したと、国防省と国家開発省は9月6日(水)のメディアリリースで発表した。
 
 このプロジェクトは当初2025年までの完成を目指していたが、Covid-19の大流行と建設部門への影響による遅れで、2026年末に延期された。
 
 工事を円滑に進めるため、マリーナ・プロムナードのザ・フロート@マリーナ・ベイ前の区間は、9月6日(水)から歩行者の通行を禁止している。省庁は、一般の人たちは、建設が完了するまで代替の歩行者歩道ルートとしてラッフルズ・アベニュー沿いを使用するようお願いしていると述べてた。
 
 NSスクエアには、国家サービスをテーマとしたギャラリー、コミュニティ・スポーツ施設、公共のウォーターフロント・プロムナードなどが新たに設けられる。
 
 この常設スペースでは、将来的にナショナル・デー・パレード、リバー・ホン・バオ・カーニバル、マリーナ・ベイ・シンガポール・カウントダウンの開催も予定されている。
 
 また、コンサート、パフォーマンス、スポーツ活動、競技会など、さまざまな規模や種類のイベント用に設定することもできる。
 
 新しい常設ステージデッキとグランドスタンドは、約3万人の増加した収容能力を持ち、ステージ周りの水辺のプロムナードは一年中利用可能で、湾岸地域の歩行者の連結性を向上させるという。
 
 防衛科学技術庁が2022年10月14日~2023年1月19日まで募集したNSスクエア建設の一般競争入札は、Expand Constructionが落札した。6社から13の提案があった。
 
 防衛省によると、6社すべてに、財務および安全性の実績、プロジェクト要件および現場の状況に対する理解、ならびに実績および関連する経験に基づいて最終選考したという。
 
 地元企業のExpand Constructionは、マリーナ・ベイ周辺の海洋工事で高い実績を持ち、マリーナベイ・ウォーターフロント・プロムナードやシングテル・ウォーターフロント・シアターなどのプロジェクトを完成させていることから、建設要件を最も満たしているとみなされた。
 
 同社はまた、リー・コン・チアン自然史博物館やガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーなどの大規模なプロジェクトにも携わっている。

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