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経済

2023年8月30日

シンガポールGPチケットはほぼ完売も2023年は観客減少の見込み

 シンガポールGPのチケットはやはり注目の的で、9月15日~17日のレースはベイ・グランドスタンドの閉鎖により5万2,000人の観客減が予想されるものの、ほぼ完売となっている。
 
 シンガポールGPは、8月28日(火)、第14回F1ナイトレースの23カテゴリー中16カテゴリーが完売し、ホスピタリティ・パッケージもほぼすべて完売したと発表した。
 
 3日間で約25万人の観客が見込まれているが、2022年に記録した30万2,000人から17%減少する。これは、マリーナ・ベイのザ・フロート再開発の一環として、2万7,000人収容のベイ・グランドスタンドが閉鎖されるためで、新しい会場は2026年末までに完成する予定という。
 
 シンガポールGPのエグゼクティブディレクターであるアダム・ファースは、数年前に施設の再開発計画を目にしたときから、一時的に減少することは覚悟していたという。
 
 パンデミック(世界的大流行)の影響で2年間の中断を経て初めて開催される2022年大会は、2008年の第1回大会以来最大の動員数を記録した。しかし、7月に発表されたS・イスワラン運輸相と大物のオン・ベン・セン氏が汚職行為調査局(CPIB)の調査を受けていることを受け、レースの先行きに暗雲が立ち込めていた。
 
 この2人がF1サーキットをシンガポールに持ってくるために動いた中心人物として知られており、シンガポールGPの権利はオンが所有している。
 
 2023年のイベントには、アメリカのバンド、キングス・オブ・レオン、アメリカのラッパー、ポスト・マローンやイギリスのポップシンガー、ロビー・ウィリアムズも出演する。

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