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社会

2023年4月4日

乗り換え・乗り継ぎ旅客に無料のシンガポールツアーが復活

 チャンギ空港グループ(CAG)、シンガポール航空(SIA)、そしてシンガポール観光局(STB)は、Covid-19の影響で2年間中断していた無料のシンガポールツアーを4月3日より再開した。 Covid-19以前から存在していた3つのツアー(シティサイトツアー、ヘリテージツアー、ジュエルツアー)に新しい観光ポイントを加えてリフレッシュした。各ツアーは2.5時間で、毎日利用可能であり、順次、1日9回まで増加する予定という。
 
 パンデミック前のチャンギ空港の乗客数の約30%を占める乗り換え・乗り継ぎ旅客を対象に、このツアーは1987年に導入された。これは空港の乗り継ぎハブとしての魅力を高め、乗り換え・乗り継ぎ旅客がシンガポールを休暇先として訪れるよう誘致することを目的としている。2019年には、8万人以上の乗客が「フリー・シンガポール・ツアー」に参加した。主要市場はインド、オーストラリア、インドネシアで、インドとオーストラリアの旅行者が参加者の総数の3分の1以上を占めている。
 
 新しい観光ポイントのチャンギプレシンクトツアーは、シンガポール東部のタンピネス地区を訪れ、チャンギ・ビレッジやチャンギ・ビーチの素朴な魅力に触れる新しいツアーである。都心の喧騒から離れたこの地で、地域住民の暮らしぶりやシンガポールの歴史を垣間見ることができる。
 
 ジュエルツアーでは、資生堂フォレストバレーやHSBCレインボルテックスなどの人気アトラクションに加え、ビーチェンヒャンやトン・ガーデンなどシンガポールのローカルブランドに触れ、スナックを試食することもできる。
 
 また、デジタルアトラクション「チャンギ・エクスペリエンス・スタジオ」では、空港をテーマにしたゲームを無料体験することができる。
 
 シビック・ディストリクトでは、シンガポール国立美術館、アンダーソン橋、パダンなど、シンガポールの都市開発を紹介する。また、マリーナベイ金融街を通り、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに向かう。ヘリテージツアーは、チャイナタウンの仏牙寺龍華院、アラブストリート、ハジレーンなどの名所を巡り、シンガポールの多文化遺産をより深く理解できるように工夫されている。
 
 ツアーの詳細は、こちらから 

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