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社会

2022年12月4日

ユニバーサル・スタジオ・シンガポールでクレーンが転倒

 ユニバーサル・スタジオ・シンガポールで、建設会社が解体作業に使用していたクレーンが12月3日(土)に倒れた。
 
 午後4時50分ごろ、倒れたクレーンを映した動画がフェイスブックに投稿され、近くにいた野次馬が興味津々で見ていた。
 
 リゾート・ワールド・セントーサの広報担当者は、ゲスト、チームメンバー、現場の作業員に怪我はなかった。我々は、この出来事を徹底的に検証し、当局と密接に協力し、この検証が行われる間、現場を所有する請負業者はこれ以上の現場作業を中止していると述べた。
 
 シンガポール労働省(MOM)は、2022年第3四半期の労働災害死亡・重傷者数が少なかったというが、労働安全衛生(WSH)評議会は、この改善を今後数ヵ月間持続させるためには、より一層の警戒が必要であると警告している。
 
 先週、さらに2人の労働者が仕事中に死亡し、2022年の労働災害死亡者数は42人となり、過去4年間で最高となった。
 
 2021年の業務上死亡者数は37人、2020年は30人、2019年は39人だった。
 
 WSH協議会によると、MOMは製造、建設、輸送・保管部門のリスクの高い企業における車両の安全性に焦点を当てた3ヵ月間の取締り活動の真っ最中であるという。
 
 MOMは2021年末にも同様の2ヵ月間の取締り活動を実施し、同じ3つの産業で400の職場を検査した。
 

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