シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPジュロンバードパーク跡地、2025年にJTCに返還

社会

2022年12月1日

ジュロンバードパーク跡地、2025年にJTCに返還

 ジュロンバードパークの敷地は、2023年にバードパークがマンダイに移転した後、2025年にJTCコーポレーションに返還される予定という。
 
 JTCは返還に先立ち、マンダイ・ワイルドライフ・グループやその他の関連機関と「用地の復旧について」協力すると、アルビン・タン通産相は11月30日(水)に国会で述べた。
 
 JTCと都市再開発局(URA)は、国立公園局など他の機関とともに、この地の長い土地利用計画を共同で検討している。私たちは、(バードパークの)滝や近くのジュロンヒルタワーなど、既存の特徴を考慮する。ジュロンバードパークにまつわる記憶や歴史に基づき、ジュロンヒルの将来の計画を共に形成するために、適宜、市民の意見を求めていくことを理解しているとタン氏は述べた。
 
 タン氏は、2023年1月3日の閉園後の動物や植物の計画について質問した ショーン・ホァン(Shawn Huang)氏(Jurong GRC)に答えたものである。
 
 マンダイ・ワイルドライフ・グループは、10月にジュロンバードパークの閉園から2023年の第2四半期にマンダイの新しいバードパーク、バードパラダイスがオープンするまでの間に、約3,500羽の鳥の大きな「移動」が起こると発表している。
 
 タン氏は、約50種の植物も新しい公園に移される予定だと付け加えた。
 
 ジュロンバードパークの閉鎖が発表された後、遺産保護団体が、この公園とその隣のジュロンヒルをレクリエーション用の緑地として維持することを望んでいる。
 
 バードパークにまつわる思い出だけでなく、ジュロンヒルという広い地域が、シンガポールの初期の工業化計画における役割を考えると、国家にとって重要であり、この地域の象徴的な建築物を維持するよう求めているという。
 
 ジュロンバードパークとジュロンヒルパークは合わせて約35ha(サッカー場約50面分)の公園用地として、JTCが管理している。
 
 また、ホァン氏の緑地としての価値を考慮した場合のジュロンバードパークの年間経済ポテンシャルについて質問があったが、タン氏からは、その数値は容易に入手できないとの回答であった。
 
関連ニュース

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPジュロンバードパーク跡地、2025年にJTCに返還