2022年11月16日
エグゼクジェット、MROの新拠点着工
サラワク州政府は、半導体製造の新会社を設立した。ベルギーの半導体メーカー、メレキシス・テクノロジーズと提携し、集積回路の製造を目指す。ザ・スター・オンラインが14日付で伝えた。
9日にメレキシスと提携について大枠合意した。新会社の名称はサラワク・マイクロエレクトロニクス・デザイン・セミコンダクター(SMDセミコンダクター)。メレキシスとは今年7月末、集積回路の設計や人材育成での協力について覚書を交わしており、今回は協力範囲を製造にも広げたことになる。
メレキシスは、州都クチンのサマジャヤ自由工業地域で独Xファブが主導する半導体製造事業に参画しており、主に自動車向けの半導体を製造。25年までに生産能力を倍増させる計画を立てている。サラワク州のヨハリ・トゥン・オペン州首相は、新会社の設立がメレキシスの事業拡大を後押しすることに期待すると述べた。
同州首相は、世界の半導体需要は新型コロナウイルス流行前を上回り、とりわけ車載半導体製造を手がけるメレキシスなどは生産能力の引き上げが急務になっていると指摘。州政府としてこれを後押しする姿勢を見せている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)