SATSが航空貨物世界最大手へ、仏WFSの買収発表

　空港サービスのSATSは9月28日、航空貨物世界最大手の仏WFSを11億8,700万ユーロ（約1,660億円）で買収すると発表した。欧米に強いWFSの買収によってSATSは20ヵ国以上にサービス拠点を拡大し、航空貨物分野で新たに世界最大手となる。
 
　WFSはロサンゼルス、フランクフルト、パリ、香港、台北、シンガポール、北京など、欧米とアジアの主要空港で航空貨物業務を行っている。SATSは買収を通じて世界の航空貨物の50％以上を取り扱うことになる。
 
　WFSの2022年3月期の売上高は17億2,200万ユーロ。EBITDA（利払い・税引き・償却前利益）は2億3,200万ユーロだった。SATSの1株当たり利益は買収によって78％上昇する見通しだ。SATSは買収手続きは23年3月までに完了すると説明した。
 
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（提供：亜州ビジネスASEAN）