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社会

2022年8月18日

MRTトムソン-イーストコーストラインの新駅11駅が年内に開業予定

 トムソン-イーストコーストライン(TEL)第3期工事の土木・構造物工事、システムインテグレーションおよび試験作業がすべて完了し、今年末までに11の新駅が開業する予定という。
 
 シンガポール陸運局(LTA)によると、8月17日(水)に11の駅をSMRTに引き渡し、開業に向けて今後数ヵ月間、運行テストを実施する。
 
 S・イスワラン運輸相は3月、スティーブンスからオーチャード、オートラムパークを経てガーデンズ・バイ・ザ・ベイに至るTEL新駅11駅は、2022年後半に営業を開始すると述べていた。
 
 イスワラン氏は、LTAが週末にTEL3の信号システムのテストを完了し、SMRTは年末までにすべてのシステムが運行できるようにさらなるテストを実施すると、水曜日にフェイスブックで投稿した。
 
 SMRTとLTAは、年明けからTEL第1段階から第3段階の統合システムと列車のテストを行っている。
 
 2月26日から5月29日の間、TELの列車運行は週末に遅くなり、このテストのために工期を延長している。
 
 シンガポールで6番目に新しい鉄道路線は、ここ数ヵ月間、故障に悩まされてきた。
 
 4月27日には、朝の列車故障のため、ウッドランド駅とウッドランド・サウス駅の間で50人の通勤客が1時間半以上、停車した列車に閉じ込められた。
 
 5月19日には、信号機の故障により、TEL全域で列車の速度が低下し、通勤客に10分以上の待ち時間が発生した。
 
 そして7月6日、信号故障のため、現在9駅にまたがるMRTの全線で3時間半にわたって列車の運行が中断し、通勤客は少なくとも40分間、停車中の6本の列車から出られなくなった。
 
 ウッドランズ・ノース駅とウッドランズ・サウス駅間のTELは2020年1月に第1期が開業し、昨年8月にはスプリングリーフとコルデコット間の6駅で構成される第2期が開業していた。
 
 最後のステージであるステージ4とステージ5は、ファウンダーズメモリアル駅からスンゲイベドック駅までの計10駅で、2024年と2025年ごろに開通する予定となっている。

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