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社会

2022年8月17日

シンガポールとマレーシアの警察、様々な詐欺に関連するシンジケートを逮捕

 シンガポール警察(SPF)とマレーシア警察(RMP)の合同捜査により、2つの国際的な詐欺シンジケートに関与している疑いのある13人が逮捕された。
 
 SPFは、8月16日のニュースリリースで、これらのシンジケートはマネーロンダリング活動に関与しており、逮捕の結果「機能不全」に陥ったと発表した。
 
 このうち9人は、SPFの商事部門とRMPの商事犯罪調査部門の職員がマレーシアで行った家宅捜索で逮捕されたものである。
 
 他の4名は、シンガポールの商務部員によって同時に逮捕された。
 
 SPFによると、今年7月以降、両警察は報告された詐欺事件の調査結果に基づき、重要な情報を共有してきたという。
 
 緊密な連携と共同捜査により、マネーロンダリング細胞の背後にいると思われるシンジケートは、クアラルンプールとジョホールに拠点を置いていることが確認された。
 
 8月10日、両軍の警官がクアラルンプールとジョホールの2つの集合住宅に一斉に踏み込んだ。
 
 19歳から39歳のマレーシア人女性2名と男性7名が、国境を越えたマネーロンダリングに関与した疑いで逮捕された。
 
 SPFによると、この詐欺組織は、シンガポールで報告された60人以上の投資詐欺、求人詐欺、偽ギャンブルプラットフォーム詐欺、性的サービス詐欺、セクストーション、政府職員なりすまし詐欺、融資詐欺の被害者と関連していると考えられている。被害総額は130万Sドル(約1億2,600万円)以上にのぼる。
 
 予備調査の結果、この2つのシンジケートは、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの被害者をターゲットに、マレーシアで犯罪収益を洗浄していたとみられることが判明したとSPFは述べている。
 
 シンガポールでは、商務省のアンチ・スキャン・コマンドの警官が、個人の銀行口座を渡したり、Singpassの口座を放棄したりして、マネーロンダリング・シンジケートに協力した疑いで、18歳から49歳の男女2人を逮捕した。
 
 SPFは、さらに24人が警察の捜査に協力していると述べ、シンガポールの容疑者に対する捜査は継続中であると付け加えた。
 

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