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経済

2022年7月13日

シンガポール国民に8月に最大700SドルのGSTバウチャーを配布

 シンガポール財務省(MOF)は7月12日(火)、約150万人のシンガポール国民が、インフレ上昇に対処するための15億Sドル(約1,460億円)のパッケージの一部として、来月最高700Sドル(約6万8,000円)を現金で受け取ることになると発表した。
 
 この支給は、先月ローレンス・ウォン副首相が発表したもので、政府の物品サービス税バウチャー(GSTV)制度にGSTV-現金特別支給を追加して拡充したものである。
 
 そのため、対象となるシンガポール国民は、GSTV-現金による支払いとGSTV-現金特別支払いによる支払いの2つを受けることになる。
 
 今年65歳以上のシンガポール人約57万5,000人も、GSTV制度の一環として、中央積立基金メディセーブ口座に最大450Sドル(約4万4,000円)を受け取ることになる。
 
 1969年12月31日以前に生まれ、パイオニアやムルデカ世代の給付金をまだ受け取っていない人々も、来月末までにメディセーブ口座に100Sドル(約9,700円)が入金される予定という。
 
 MOFは、今回の給付は、低所得者や高齢者のGST費用や生活費の負担を軽減するための政府の継続的な支援の一部であると述べている。
 
 今年初めには、コミュニティ開発評議会のバウチャー、GSTVのU-SaveとGSTVのS&CCリベート、Edusaveや中等後教育口座への上乗せなどがすでに支給されているという。
 
 今後数ヵ月の間に、現金支給、光熱費クレジット、児童開発口座への上乗せ、さらにU-SaveとS&CCのリベートの2つのトランシェという形で、さらなる支援が期待できる同省は述べた。

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