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社会

2022年7月12日

Grab、待ち時間とキャンセルの猶予期間を短縮

 ライドシェアプラットフォームのGrabで予約した乗り物の待ち時間の猶予とキャンセル期間が、7月18日(月)から5分から3分に短縮すると、同社は7月11日(月)に発表した。
 
 利用者は、ドライバーを3分以上待たせた場合、5分間の待機ブロックごとに3Sドル(約292円)の待機料が自動的に課金されることになる。また、予約を受け付けてから3分以上経過した後にキャンセルした場合は、4Sドル(約389円)の手数料が適用される。
 
 この変更は、GrabExec、Grab Exec6、GrabAssist、GrabAssist Plusで予約したものを除く、全ての乗り物に影響するという。
 
 ピックアップポイントに到着するまでの十分な時間を確保するため、準備ができたときだけ乗り物を予約することを勧めると、Grabは月曜日に顧客向けの電子メールで述べている。
 
 同社のウェブサイトによると、待機料ポリシーは2016年12月から実施されており、ドライバーが、猶予待機時間を超過した乗客を待つために費やした追加時間に対して適切に補償されることを保証するためのものである。
 
 当初、Grabのドライバーは手動で待ち時間を記録し、猶予された待ち時間を超えると料金を加算する必要があった。
 
 これが2020年1月に自動化された。同社は、このプロセスが「面倒」だったとし、自動的に料金を加算することで、待ち時間の追跡が「乗客にとってより正確」であることを保証できるようになったと付け加えた。
 
 これにより、ドライバーの手間も軽減され、乗客を安全に目的地まで送り届けることに集中できると述べている。また、乗客には電話アプリの通知で残り待ち時間の猶予を案内しているという。
 
 同業他社であるGojekは、ドライバーとのマッチングが完了してから5分後にキャンセルした場合、またはドライバーがピックアップ場所に到着してすぐにキャンセルした場合、4Sドルのキャンセル料が課金される。
 
 また、ドライバーが「到着しました」とスワイプしてから5分以内にピックアップ場所におらず、ドライバーが予約をキャンセルした場合にも課金されることがあるという。
 
 一方、Rydeは、乗客が乗車予約後4分後にキャンセルした場合、5.30Sドル(約516円)のキャンセル料を請求する。
 
 また、Rydeのドライバーは、ドライバーがアプリ上で「I’m Here」を押してから4分後にユーザーがピックアップポイントにいない場合、走行完了の有無にかかわらず、5.30Sドルの待ち時間料金を請求することができるという。

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