1日前の2倍以上、1万1,504名のCovid-19感染者が発生

　シンガポールでは6月28日（火）、新たに1万1,504名のCovid-19感染者が記録され、月曜日の5,309名の2倍以上となった。
 
　これは、1日の感染者数が1万3,000名を超えた3月22日以来、3ヵ月以上ぶりの高数値となり、先週の火曜日の7,109件よりも多い。
 
　火曜日の感染者数は、他の週と比較して高くなる傾向がある。これは、より多くの人々が様々な社会的環境に出かける週末後の感染急増を反映したものである。
 
　シンガポール保健省（MOH）はウェブサイトの更新で、前週比の感染率が月曜日の1.56から火曜日の1.62にわずかに上昇したと報告した。先週の火曜日の比率は1.23。
 
　率とは、過去1週間のコミュニティケースの前週に対する比率を意味する。率が1以上であれば、1週間の新しいCovid-19の件数が増加していることを示す。
 
　MOHによると、437名の患者が入院し、9名が集中治療室に、36名が酸素吸入を必要とした。死亡は1名と報告されている。
 
　新しいローカルCovid-19のケースのうち、743名がポリメラーゼ連鎖反応（PCR）テストによって検出された。
 
　また、9,989名が抗原迅速検査（ART）で検出されたが、これは症状がないか、症状が軽かったということである。
 
　新たな入国感染者は772名で、24名がPCR検査で、748名がART検査で検出された。
 
　シンガポールでは、Covid-19の感染者は合計142万5,171名、死亡者は1,410名と記録されている。
 
　ローレンス・ウォン副首相は月曜日、今のところ安全管理措置を強化する必要はないが、Covid-19感染者の報告が増えるにつれ、その可能性も否定できない。また、感染者数の増加は、より新しいBA.4およびBA.5オミクロン亜型が原因であると述べた。