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政治

2022年6月27日

今のところCovid-19対策を強化する必要はないが、その可能性は否定できない

 ローレンス・ウォン副首相は、今のところ安全管理措置を強化する必要はないが、Covid-19の感染がさらに報告されているため、これを否定することはできないと述べた。
 
 警戒と検査の必要性を強調し、全世帯に10個の抗原迅速検査キットを配布することを発表した。配布は来月のある時期に開始される予定という。
 
 ウォン氏は、6月27日(月)にニースンセントラルの移動式予防接種センターを視察した後、記者団に対し、感染者数の増加は、新しいBA.4とBA.5オミクロン亜型が原因である。症例は今後も増え続けると予想されるが、現在の感染症がより深刻であるという証拠はまだなく、病院も状況に対応できているため、シンガポールは既存の規則を強化することなく「この波を乗り切る」ことができるはずであるが、状況を注意深く見守る必要があると述べた。
 
 この中には、今後数週間の感染経路、重症度、そして私たちの病院の状況も含まれている。そして、必要であれば、調整する必要がある。今のところ、対策を強化する必要はない、ブレーキを踏む必要はないと考えているが、状況は常に流動的でダイナミックであるとウォン氏は付け加えた。
 
 政府関係者による移動接種会場の視察は、移動接種チームが中心地に戻ってきた初日となった。高齢者が予防接種を受けやすくするため、島全体で最大50ヵ所の接種場所が計画されている。
 
 最初の3つのセンターは、イシュン、テロックブランガー、チャイチーのアンサーで月曜日にオープンした。
 
 予防接種とブースターが非常に効果的であることに変わりはないのだが…。そのために予防接種チームを立ち上げる。それ以上のことは、通常の個人的な注意事項として残っている。屋外では任意だが、引き続きマスクをすることを勧める。人混みに行くときは、マスク外さないで、体調が悪いときは、外出や友人との食事は控えて欲しい。もちろん、特に感染者が出たことが分かっている場合は、できるだけ定期的に検査をするように、また、高齢者などを訪問する場合にも、事前に検査することが有効であるとウォン氏は語った。
 
 6月21日(火)、シンガポール保健省(MOH)は、BA.4とBA.5の変異型が先週1週間の全ウイルス感染者の約30%を占め、前週の17%から増加したと発表した。

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