シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPCovid-19波が予想より早く到来、休暇旅行の影響か

社会

2022年6月29日

Covid-19波が予想より早く到来、休暇旅行の影響か

 シンガポールにおけるCovid-19感染の次の波は、予想よりも早く到来したと、オン ・ イェクン (Ong Ye Kung) 保健相が6月28日(火)に発表した。
 
 中国開発援助委員会(CDAC)の第30回年次総会の後、中国紙「聯合早報」の取材に応じたオン氏は、6月の学校休暇中にヨーロッパを含む海外へ旅行した人が多く、最近のシンガポールでのCovid-19感染者の増加はそれに関係している可能性があるが、今回の波が今年2月に発生したBA.2オミクロン亜種によるものよりもひどくなるとは考えていないと述べた。
 
 欧米での症例は増加傾向にあり、オミクロンの新亜種であるBA.4とBA.5が着実に浸透している。以前、私は次の波は7月か8月頃に起こるかもしれないと言ったが、今は少し早く、6月末にきている-おそらく6月の連休のせいであろうと、6月2日の発言に言及し、すべての医療機関はCovid-19患者の急増に対処できるよう準備しなければならない。また、MOHは引き続き状況を監視し、病院が十分なサポートを受けられるようにすることが重要であると述べた。
 
 その点、4月にオープンした3つの老人ホームは非常に重要で、軽症の高齢者をこれらの施設に移すことで、病院側の負担が軽減される。また、新しいオミクロン亜種から人々を守るためには、Covid-19ワクチンを3回接種する必要があると述べ、高齢者にできるだけ早くブースターショットを受けるように、オン氏は呼びかけた。
 
 MOHは月曜日に、先週ここで発生したCovid-19患者の約45%が亜種によるもので、BA.5が過去1週間の全患者の40%に寄与したと推定されると発表した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPCovid-19波が予想より早く到来、休暇旅行の影響か