シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP林業のWTKが冷食参入、輸入業者を買収

経済

2022年6月23日

林業のWTKが冷食参入、輸入業者を買収

 林業のWTKホールディングス(本社:サラワク州シブ)は、冷凍食品事業に参入する。冷食の輸入・卸小売りを手掛けるシンチョウ・コールドストレージ(SCCS)を今月中旬に完全買収した。買収額は2,000万リンギ(約6億1000万円)。主力の林業の不振が続く中、収益源を多様化する。
 
 SCCSは1999年設立で資本金347万リンギ。サラワク州クチンを拠点に冷凍の肉や野菜、魚介類、加工食品を取り扱っている。2021年の業績は、売上高が6,907万リンギ、税引き後利益が185万リンギだった。
 
 WTKは木材加工や植林、粘着テープ生産などの事業を手掛けている。20日付ザ・スター・オンラインによると、売上高の5割近くを占める主力の木材事業は、21年まで3年連続で赤字を計上している。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP林業のWTKが冷食参入、輸入業者を買収