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経済

2022年6月23日

ラオスからの電力輸入、近く開始へ

 シンガポールは近く、ラオスからの電力輸入を開始する。シンガポール政府系コングロマリット(複合企業)のケッペル・コーポレーションが6月20日、ラオス電力公社(EDL)と買電契約を締結。ラオスの水力発電所で発電された電力を、タイとマレーシア経由で購入する。22日付各紙が伝えた。
 
 今回の事業は、関連各国の政府間で合意された「ラオス・タイ・マレーシア・シンガポール電力統合事業(LTMS-PIP)」の一部。両社は昨年9月に独占的な枠組み合意書を締結していた。ラオスの水力発電所で発電された30〜100メガワット(MW)分の電力が、タイ発電公団(EGAT)とマレーシア国営電力テナガ・ナショナル(TNB)の送電網を通じてシンガポールに送られる。EDLとEGAT、TNBの3社は22日、送電に関する合意書を交わした。有効期間は同日から2年間としている。
 
 電力はラオスの主要輸出品目で、2020年には6000MW分がタイ、ベトナム、中国、カンボジア、ミャンマー、マレーシアに輸出された。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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