シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPメーデー連休期間中、一部のフライトが時間変更になる

経済

2022年4月28日

メーデー連休期間中、一部のフライトが時間変更になる

 メーデーの週末に数便を利用する航空旅行者は、フライトスケジュールの変更により影響を受けることになる。
 
 チャンギ空港グループ(CAG)は4月28日(木)、問い合わせに対し、ピーク時のフライトを分散させるため、「ごく少数のフライト」の時刻を変更すると発表した。
 
 これは、シンガポールが4月1日にすべての予防接種を受けた旅行者に国境を開放したことを受けて、航空交通量が急速に増加していることを受けたものである。
 
 これからの長期休暇には、さらに多くの旅行者が予想されるので、CAGのスポークスマンは、航空部門は増大する航空需要に対応するため、その能力を高めていると述べた。
 
 また、地上でのオペレーションを円滑にするために、パートナー企業と密接に連携している。これは、チェックインからエアサイドのオペレーションまで、すべての領域をカバーすることになる。
 
 「今後、航空会社がチャンギ空港への増便を申請した場合、適切なタイミングと空港パートナーがより多くのトラフィックを管理できるリソースがあることを条件に、(空港での運航)スロット申請に可能な限り対応することを目指す。これにより、客にスムーズな空港での体験を約束する。」と広報担当者は述べた。
 
 4月上旬のグッドフライデーの長期休暇中、約40万人の航空旅客がシンガポールを通過した。これは、パンデミック前の最後の比較対象期間である2019年の週平均旅客数の約31%に相当するものであった。約1ヵ月前、週平均の旅客輸送量は2019年の数字の18%だった。
 
 CAGによると、グッドフライデーの長期休暇中のオペレーションは、雷警報が出るほどの悪天候で荷物の配送に若干の遅れが生じた例を除き、おおむね順調だったという。 
 
 シンガポールは、今年末までにチャンギ空港の旅客輸送量をパンデミック前の半分まで回復させることを目標としている。
 
 S.イスワラン運輸大臣は先月、航空輸送部門はパンデミック前の約3分の2から4分の3の水準にあると述べた。
 
 しかし、パンデミック時に記録した低水準に比べれば改善されたが、この時期、この業界では50%もの高い離職率を記録した企業もあったという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPメーデー連休期間中、一部のフライトが時間変更になる