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政治

2022年4月8日

状態は良くなったが、危機を脱したわけではない

 サーキットブレーカーによる制限期間に入ってから2年が経過し、シンガポールは現在、かなり良い状態にあるが、まだ脱却には程遠いと、リー・シェンロン首相は4月7日(木)に述べた。
 
 リー首相はFacebookの投稿で、シンガポールが2020年4月7日、未連携のCovid-19の急増に直面し、サーキットブレーカーに入るという「困難で思い切った決断」をしたと回顧した。
 
 当時、学校や職場は閉鎖され、飲食店での食事も禁止された。ここで初めて在宅勤務がデフォルトとなり、人々は食料の買い出しや運動のためなど、必要不可欠な目的でのみ家を出ることができるようになった。
 
 リー首相は、店舗や企業は閉鎖され、多くの社員がリモートワークに移行し、学校では完全な在宅学習が実施された。街は静まり返った。それは破壊的な変化の時であった。主要な部門が停止し、経済が打撃を受けた。しかし、この困難な時期にシンガポール国民が団結し、回復力を保っていた。近隣の人々は、自分で食料を調達できない人たちのために食料や雑貨を運んでくれた。ボランティアは弱い立場の人々を助けるために組織された。政府は、生活と事業を守るために包括的な財政支援策を展開した。一方、医療従事者や基幹産業従事者は、社会の機能を維持するために負担を負ったと述べた。
 
 さらに、現在、ここではほとんどの人がワクチンを接種し、さらにブースター注射も受け、多くの人がウイルスに感染して回復し、人々の免疫力を高めていると付け加えた。
 
 安全管理措置も確立されており、必要に応じてダイアルアップ、ダイアルダウンが可能である。
 
 「社会としても、安全かつ責任ある行動をとっている。マスク着用規則が緩和されたにもかかわらず、ほとんどのシンガポール人が屋外でマスクを着用することを慎重に選択したことをうれしく思う」とリー首相は述べた。
 
 しかし、リー首相は、医療制度が依然として重い負担に直面しており、医療従事者が不断の努力を続けていることにも注意を促している。
 
「私たちは新しい日常生活に適応しているが、体調が悪いと感じたら自分で検査し、一般的な安全管理措置を守るなど、社会的・個人的な責任を果たし続けてほしい。このパンデミックを一緒に乗り越えるために、前進を続けよう」と述べた。
 

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