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経済

2022年3月21日

2月の輸出17%増、電気・電子の好調続く

 マレーシア統計局が3月17日発表した貿易統計によると、2022年2月の輸出額は前年同月比16.8%増の1,022億7,170万リンギ(約2兆8,900億円)だった。前年同月を上回るのは18カ月連続。全体の4割を占める電気・電子製品が4カ月連続の2桁増だったほか、資源高を背景としたパーム油の大幅増も続いている。輸入額は18.4%増の824億8300万リンギ、貿易収支は197億8,870万リンギの黒字だった。
 
 電気・電子製品は21.5%増となり、7カ月連続のプラス。中国向けが5割増、シンガポール向けが2割増などと大きく伸び、全体を押し上げた。また、資源高を背景にパーム油・パーム油製品が6割増、鉄鋼製品が4割増、化学品が3割増と、大幅な伸びが続いている。一方、新型コロナウイルス関連の特需の終息でゴム手袋は6割減少した。ほか、輸送機器が1.9%減と落ち込んだ。
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 主要国・地域への輸出額は概ね2桁の増加。最大の中国向けは19.2%増、2番目のシンガポール向けは14.4%増、3番目の米国向けは4.1%増、日本向けは15.9%増だった。中国向けは電気・電子製品や化学品、シンガポール向けは電気・電子製品や機械・部品などがけん引した。
 
 輸入は全体の3割を占め最大の電気・電子製品が21.5%増えるなど、主要品目の多くで2桁のプラス。石油製品は3割増だった。国別では最大の中国からが6.0%増、日本からが6.6%増だった。ロシアとの貿易は輸出が27.0%減、輸入が368.1%増。全体に占める割合は、それぞれ0.3%、1.1%となった。
 
 1〜2月の累計は、輸出額が前年同期比20.4%増の2,133億3,970万リンギ、輸入額が22.6%増の1,749億9,040万リンギ、貿易収支が383億4,930万リンギの黒字だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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