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経済

2022年3月14日

1月の鉱工業生産4%増、5カ月連続プラス

 マレーシア統計局が3月11日発表した2022年1月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で4.3%上昇した。前年同月を上回るのは5カ月連続。ただ、伸び率は前月の5.9%を下回り、2カ月連続で減速した。食品の伸び縮小が続いているほか、ゴム・プラスチックが2桁の落ち込みとなった。
 
 産業別では製造業(6.8%上昇)が6カ月連続のプラスで、電力(7.7%上昇)もプラスを維持。一方、鉱業(5.1%低下)は2カ月連続で前年同月を下回った。
 
 製造業では、前月と同様に7分野すべてで指数が上昇した。主力の電気・電子製品(14.4%上昇)は引き続き2桁の上昇。輸送機器(4.2%上昇)は4カ月連続のプラスで、これに含まれる自動車(5.0%上昇)は2カ月ぶりにプラス転換した。
 
 一方、食品・飲料・たばこ(6.7%上昇)は伸びが縮小。うち食品と飲料は減速が続いている。石油・化学・ゴム・プラスチック(0.1%上昇)も前月を下回り、これに含まれるゴム・プラスチック(10.2%低下)は4カ月連続のマイナスだった。

製造業売上高13%増


 統計局が同日発表した22年1月の製造業売上高は、前年同月比13.1%増の1,390億リンギ(約3兆8,500億円)だった。増加は20カ月連続で、7分野すべてがプラス。物価が上昇する中で食品・飲料・たばこ(20.6%増)や石油・化学・ゴム・プラスチック(15.7%増)が大きく伸びた。輸送機器(7.3%増)は4カ月連続のプラスだった。
 
 製造業の従業員数は2.2%増の227万4,146人。支払われた労賃は4.1%増の78億6,530万リンギ(1人当たり3,459リンギ)だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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