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経済

2022年3月14日

22年の小売売上高6.3%増へ、RGMが上方修正

 小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシア(RGM)は、2022年の小売売上高が前年から6.3%増加するとの予想を明らかにした。前回(21年11月)発表の6.0%から上方修正。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」のまん延で感染者が増えているものの、21年に行ったロックダウン(都市封鎖)などの厳格な規制は敷かれていないとして回復には楽観している。ザ・サン・デイリーが3月9日付で伝えた。
  
 小売売上高は第1四半期には前年同期比で16.5%増加すると予想。伸び率はアパレルが34.0%、子供用品が14.3%、医薬品が12.3%、パーソナルケア商品が20.5%、電気・電子製品が14.0%とみている。
 
 チャンネル別では、百貨店・スーパーマーケットが第1四半期に28.2%伸びると予想。レストラン・カフェも31.2%と大幅な反動増を見込む。一方、屋台やキヨスクは1.9%の伸びにとどまるとみている。
 
 RGMは、新型コロナ第4波で患者が増え、病院の病床使用率が上昇していることが懸念されると指摘。一方でロシアによるウクライナ侵攻については、サプライチェーンの世界的な停滞を招き、燃料やコモディティーの価格上昇につながって、マレーシアの消費者の購買意欲を減退させる恐れがあるとしている。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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