2022年2月25日
1月CPIは2.3%上昇、2カ月連続で減速
マレーシア統計局は2月24日、2022年1月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)が124.9となり、前年同月から2.3%上昇したと発表した。上昇は12カ月連続。ただ上昇率は前月の3.2%を下回り、2カ月連続で減速した。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は1.6%上昇し、前月から0.4ポイント加速した。
12品目のうち10品目で上昇率がプラスだった。最も伸びが高かったのは運輸の6.0%。原油高の影響が出ている。これに食品・非アルコール飲料が3.6%、家具・家庭用品が3.1%、レストラン・ホテルが2.1%で続いた。通信は横ばい。唯一下がったのは衣料・履物でマイナス0.3%だった。
CPI上昇率は前月比でプラス0.3%。9品目がプラスとなり、レストラン・ホテルが1.0%と最も伸びた。これに娯楽・文化が0.8%、食品・非アルコール飲料と家具・家庭用品がともに0.6%で続いた。衣料・履物など3品目は横ばいだった。
なお21年のCPI上昇率(前年比)は2.5%だった。前年のマイナス1.2%からプラスに転換。原油高で運輸が11.0%と大きく上昇し、全体を押し上げた。
(提供:亜州ビジネスASEAN)