2022年2月18日
1月の輸出18%増、14ヵ月連続プラス
シンガポール企業庁が2月17日発表した2022年1月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比17.6%増の176億9,874万Sドル(約1兆5,200億円)だった。プラス成長は14ヵ月連続。伸び率は前月の18.4%からやや縮小したものの、2割前後の増加が続いている。最大の電子製品が2桁増を維持したほか、特殊機械などが大きく伸びた。
電子製品(14.0%増)は14ヵ月連続のプラス。電子の5割を占める集積回路(IC)が17.7%増となり、全体をけん引した。一方、プリント回路基板アセンブリー(PCBA)は5ヵ月連続の前年割れだった。非電子製品(8.6%増)は5ヵ月連続のプラス。特殊機械(37.6%増)や石油化学製品(21.9%増)の伸びが寄与した。
主要国・地域への輸出は、最大の中国向け(26.1%増)が5ヵ月連続で拡大。特殊機械や非貨幣用金がけん引した。米国向け(45.5%増)は、船舶構造物の輸出増などで2ヵ月ぶりのプラスに転換。日本向け(9.3%増)は7ヵ月連続で前年同月を上回り、電子製品(16.5%増)、非電子製品(7.7%増)とも伸びた。
(提供:亜州ビジネスASEAN)