2022年2月18日
22年のゴム手需要、コロナ前から1割増
業界団体のマレーシアゴム手袋製造業者協会(MARGMA)は、2022〜23年の世界のゴム手袋需要が新型コロナウイルス流行前より10〜15%高い水準になるとの予想を発表した。オミクロン株の世界的流行が主因としている。ザ・エッジ・マーケッツが伝えた。
スプラマニアム・シャンムガム会長が明らかにしたもので、とりわけ欧米の需要が拡大するとした。一方、新型コロナ流行下の20〜21年のゴム手袋需要は異常だったとして、需要予想のベースにすべきでないとした。
同会長は、ゴム手袋の販売価格は安定するだろうと言及。市場調査会社のJFエイペックス証券リサーチは先に、中国市場での供給過剰により少なくとも22年後半まではゴム手袋の価格下落が続くとの予想を発表している。
マレーシアは世界最大のゴム手袋生産国で、生産量は世界全体の6割以上を占めている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)